シャトー・ムートン・ロートシルト[2003]

シャトー・ムートン・ロートシルト[2003]

格付第一級
品種カベルネ・ソーヴィニヨン76%
メルロー14%
カベルネ・フラン8%
プティ・ヴェルド2%
パーカーポイント95~98点

縁まで黒/紫色をしており、ゴージャスなノーズはエスプレッソのローストと混ざり合った、古典的なムートンらしいクレーム・ド・カシスのような趣を思わせる。
この力強い、とろりとした風味は滝のように口蓋を流れていき、途方もない強烈さや強いタンニンを感じさせる。
まぎれもなくこヴィンテージで最も偉大な作品の1つである。
予想される飲み頃:2012~2035年
《ボルドー第4版より抜粋》
かつては理解しづらいシャトーだった。卓越したワインを作り出すと同時に、とりわけ一級シャトーとしてはがっかりさせられるほど凡庸なヴィンテージが多かったのである。
ただし、1990年代半ば以降は一貫性が強まっており、1982年、1959年、1947年、1945年のような神秘的なムートンの特徴だった、豊かな、濃厚で豪勢なスタイルが表れるようになった。
もっとも、品質と安定感が以前より良好になったと言っても、ポイヤックの2つの仲間と同列には扱えない。
ラフィットほどは向上していないし、ラトゥールにもまだまだ追いつく必要がある。
超一流のワインではあるがムートンのワインは豊富なタンニンのせいで、時折だが心持にバランスに欠ける場合があるようなのだ。
しかし、このシャトーの場合もやはりほかのボルドーの最上級のシャトーと同様、最近の価格は急騰している。
また、セカンド・ワインのル・プティ・ムートンも、優良ではあるが、レ・フォール・ド・ラトゥールやカリュアード・ド・ラフィットほどの一貫性はない。
《ボルドー第4版より抜粋》